前回(TOEIC Part1テスト対策)に続き、Part2の解答テクニックや勉強法について紹介します。
TOEICスコアの重要度は年々増しています。就職活動、転職活動で成功するためにも高得点は狙いましょう。
私の基本的な考えは、継続した勉強が最大のスコアアップの方法だと思っています。(もちろん闇雲にやるのではないことが前提です。)
それでもこんな心の声が聞こえてきます・・

勉強しても全然上達を感じない・・・

忙しくて勉強する時間がない・・

とにかく試験を乗り切れるテクニックがしりたい。

では、僕が学んだノウハウを公開します!
この記事で分かること
- TOEIC Part2は、なにをするかを理解できる
- 当日までの効果的な勉強法が分かる
- 当日使えるテクニックが分かる
関連記事:【誰でもできる!】私がTOEICスコア845点を取った勉強法
ふつサランの紹介
約10年前転職したことをきっかけに、気合いだけで仕事をする時代が終わると悟り資格の勉強に目覚める。簿記や中小企業診断士などを独学で取得し、グローバル人材になることを目指し英語の勉強にも力を入れる。TOEIC初回受験では370点だったが、継続した勉強により845点(リスニング445点、リーディング400点)まで向上した。
TOEIC Part2の問題を理解する
TOEIC Part2では問題数が26問あります
リスニングは何も見ずに、音声だけを聞いて解答することになります。
まず初めにクエスチョンが流れます。
そのあと、3つのセンテンスが流れるので、問題に対応した答えA) B) C)から選択することになります。
【例題】
質問:Why are they moving their desks around?(なぜ彼らは自分たちの机を移動させているのですか。)
A) The movers were here yesterday.(昨日、引っ越し業者がここに来ました。)
B) To the company headquarters in Florida.(フロリダの本社へです。)
C)To make room for a new employee.(新入社員の場所を空けるためです。)
正解はCですね!AとBは質問に全く答えていませんね。日本語でみたり聞いたりすると、子供でもわかる内容ですが、英語のリスニングになると一気に難易度が上がります。
特にPart2では質問、回答ともに2秒くらいのセンテンスなので、一瞬でも聞き逃すと全くてがかりがなくなります。
実は初学者には難しいPartとなっています。
私も800点を超えるまで苦手なPartでした。
英語耳の作り方はこちら:【TOEIC対策】最短でリスニング力を上げる勉強法!
TOEICPart2.リスニング体感レベル(スコア別)

0~200点
知っている英単語は拾えるが、ほとんど80%は聞き取れない。勘で答えることに。
イギリス英語やオーストラリア英語で流れるように話されると、全くわからないことも。
3つのフレーズ全てを聞き取るのは無理。
200~300点
一部の問題、回答を聞き取ることができる。はっきりと発音していると理解できるが、単語同士が連結して話されると意味を掴めない
知らない単語がでてくると全く理解できません。まだ一部日本語に変換して理解している段階。
300~400点
概ね聞き取りができるようになってきます。ただし、完璧に文意を掴めないため、2択で迷うことも。コツは掴みつつあるので、明らかにおかしなフレーズはすぐに除外することができる。
英文そのまま理解できることもあれば、一度日本語に変換することもまだある。
400~495点
基本的にはほとんど聞き取れています。英語のまま理解できます。でてくる単語は全て知っています。
国別のクセも把握しているので、全くわからないということはまずありません。
450点レベルだと、何問かは2択で迷うこともありますが概ね正解しています。
495点レベルになると完璧に文書を掴むことができています。
すぐに高得点をとる勉強法

すぐに結果を出す方法、Part2で一番効果的な方法はディクテーションを行うことです。
これは多くの方も言っているので、間違いないと思います。
私の実体験からも、ディクテーションを繰り返しやることで確実に正答率があがりました。
ディクテーションってなに?
始めて聞く方もいると思うので、説明します。
ディクテーションとは、ナレーターが話す音声を文字に書き起こすトレーニングです。
例えばこのような問題が流れるとします。
Question: What chart are you referring to?
おそらく初学者の方の場合一回目はこのように聞こえると思います。
ワッチャーユーリファリトゥ?
大丈夫ですご安心ください。最初はそれが普通です。
最初は一単語だけでも大丈夫なので、集中して聞き取りましょう。
3回ほど繰り返して聞いているとこのように聞こえてくるはずです。
ワッチャートゥ アー ユー ・・・・ トゥ?
それを英語に書き起こすとこのようになります。
What chart are you ・・・to?
残りの単語を繰り返し聞き取ることで、最終的にはrefferingを聞き取りセンテンスの完成です。
文書が完成もしくは、これ以上聞き取りは無理となった時点で答え合わせをします。
何度も繰り返し行うことで、音を覚えるので、同様のフレーズが出てきた時には認識できるようになっています。
ディクテーションを簡単にトレーニングする方法としてはアプリの活用をお勧めします。
個人的にはスタディサプリTOEICがお勧めです。
全20回分の問題集がアプリ上で勉強できます。移動中にも勉強できるので、効率的ですね。
このアプリのおかげで半年間で645点から810点まで底上げすることができました。
当日使える解答テクニック

Yes, I doは存在しないことを頭に入れておく
これ地味に凄く重要です。
そう、学校で習ったような受け答えはでてこないと思ってください。
例えば私たちがイメージする英会話ってこんな感じじゃないですか?
Do you have some time to work on the task?(この仕事する時間ありますか?)
Yes, I do.
No, I don’t
でもTOEICではでてきません。代わりにこのような返答が返ってきます。
Do you have some time to work on the task?(この仕事する時間ありますか?)
I’m going to visit my client.(顧客に伺う予定です)
I’m willing to help you.(もちろん手伝いますよ)
I think Cathy is available.(キャシーが空いていると思います)
考えてみたら日本語でも、「はい、あります」「いいえ、できません」とはあまり言いませんよね。
英語でも同様で自然な返しが読み上げられます。(時に会話になっているのか疑問な返答もありますが。。)
Part2の説明、問題の間は脳を休ませる
集中が45分間続くことはありません。少しでも体力を残すために、問題の合間は脳を休ませましょう。意外とこのちょっとしたテクニックが後々響いてきます。
僅か数秒の間ですが、目をつむり考え事をやめてみましょう。
最初の3語に集中する
Part2では出だしを聞き逃すと致命的になります。逆を言うと、出だしさえ聞き取れればおおよそ何が問われているのかが予想できます。
よくあるのが、「When」「Where」「Who」「What」「Why」「How」のどれをいっていたのかがわからず、選択肢に困るケースです。
とくに「When」と「Where」は聞き取れれば、比較的解答は分かりやすいので、特に集中しましょう。
When is the meeting?
Where is the meeting?
When=ウェ Where=ウェア のように聞こえるので音を覚えておくことが重要です。
問題で出てきた単語が含む返答は概ね不正解
これは過去何度も引っかけられました。ついつい聞いたことのある音があると、安心して選択してしまいがちです。
しかし!!基本的には間違っています。例えばこんな感じです。
Where is the client’s office?(顧客のオフィスはどこですか?)
A) The new office is under construction.(新しいオフィスは工事中です)
B) It’s at 7th street.(7番通りにあります)
C) My client bought office supply.(顧客はオフィスは用具を購入しました)
一瞬Aが正解に聞こえませんか?でも実際は工事中と全く返答になっていませんよね。
迷ったら捨てましょう。
まとめ
この記事で分かったこと
- TOEIC Part2は、なにをするかを理解できた
- 当日までの効果的な勉強法が分かった
- 当日使えるテクニックが分かった
今回はTOEIC Part2のテスト対策について紹介しました。
当日は慣れない環境なので、いつもより聞き取りにくいと感じることがあると思います。
一瞬に集中するトレーニングをしておきましょう。
Part2は無理に全文を聞き取る必要はありません。特に冒頭を聞き取れば、ある程度会話が想像できそれに合わせた解答を選ぶだけです。
次回はPart3の対策を紹介予定です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ふつサラン
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