TOEICは就活や転職で重要度が年々増していますね。それによって求人も変わってきます。
当然スコアは高ければ高いほど良い。でもそう簡単にはハイスコアは取れません。
私の基本的な考えとしては、継続して勉強することが最大のスコアアップの方法だと思っています。(もちろん闇雲にやるのではないことが前提です。)
ただ、それでも「勉強する時間がない」とか「全然やっても上達を感じない」、「とにかく試験を乗り切れるテクニックが知りたい」と思いますよね?
僕も受験の度に思っています。笑
Part別にどんな勉強をすればよいのか?どんなテクニックが使えるか?について紹介していきます。では今回はPart1から始めましょう!
この記事で分かること
- TOEIC Part1は、なにをするかを理解できる
- 当日までの効果的な勉強法が分かる
- 当日使えるテクニックが分かる
関連記事:【誰でもできる!】私がTOEICスコア845点を取った勉強法
ふつサランの紹介
約10年前転職したことをきっかけに、気合いだけで仕事をする時代が終わると悟り資格の勉強に目覚める。簿記や中小企業診断士などを独学で取得し、グローバル人材になることを目指し英語の勉強にも力を入れる。TOEIC初回受験では370点だったが、継続した勉強により845点(リスニング445点、リーディング400点)まで向上した。
TOEIC Part1の問題を理解する
今回初めて受験する方もいると思うので、最初にPart1ではどのようなことが問われるのか説明します。
TOEICのPart1はリスニングの描写問題となります。
全6問で構成させており、問題用紙に写真が印刷されています。
それぞれの写真に対して4つの文書が流れるので、一番適切な文書をマークシートに記入します。
例えばこんな感じです。

- A) A man is holding her hand.(男は彼女の手を繋いでいる)
- B) A man is walking a dog.(男は犬の散歩をしている)
- C) A dog is sitting on the floor(犬は床の上に座っている)
- D) A woman is jogging around a park.(女性は公園をジョギングしている)
どうでしょうか?答えはBですね。英文をみたり、日本語で聞いたりすればとても簡単ですよね。
でも英語耳ができていないと、最初の単語だけ聞こえて後はサッパリということはよくあります。
全く不自由なく聞き取るにはカタカナ英語ではなく本当の英語の音に慣れる必要があります。
それについては別記事にまとめていますので、ご覧ください。
TOEICPart1.リスニング体感レベル(スコア別)

私も初受験の時はリスニングが200点前後でした。その時はPart1でさえ、正確に聞こえた文章は僅かでした。あとは勘でマークシートを塗りつぶしていました。そこから勉強して集中が続けばTOEICレベルの内容は聞き取れるようになりました。
自分の体験からリスニングPartの100点台~450点までのレベルが分かりますので、目安として確認してみてください。
TOEICPart1.リスニング体感レベル(点数別)
0~200点
The man is eating. The man is calling. レベル単語が3つ、4つくらいなら何とか聞き取れる。
ただ、イギリス英語やオーストラリア英語で流れるように話されると、全くわからないことも。
4つのアナウンス全てを聞き取るのは無理。
関連記事:TOEICL&R400点レベルのリアルな感触【ふつサラン体験談】
200~300点
少し単語が増えたり、短縮されていても知っている単語なら聞こえるようになってくる。
She’s inspecting an item. They’re watching boats on the river.レベルは聞き取るようになります。
知らない単語がでてくると全く理解できません。また日本語に変換して理解している段階。
関連記事:TOEICL&R500点レベルのリアルな感触【ふつサラン体験談】
300~400点
概ねどのような文章でも聞き取れるようになります。多少知らない単語がでてきても推測で解くことができます。Some boxes are stacked above the cabinets.のような英文もほぼ聞き取れるイメージです。
英文そのまま理解できることもあれば、一度日本語に変換することもある
関連記事:TOEICL&R600点レベルのリアルな感触【ふつサラン体験談】
400~495点
Part1に関しては400点以上取れるようになっていると、間違うことは基本的にはありません。ほぼ完全に英文を聞き取ることができ、日本語に変換することなく理解できます。
TOEICに慣れているので、リスニング途中で答えが分かることもしばしば。
関連記事:TOEICL&R800点レベルのリアルな感触【ふつサラン体験談】
すぐに高得点をとる勉強法

すぐに結果をだす勉強法はあるのか?Part1では単語を覚えることと、同じ問題を繰り返し勉強することが即効性のある勉強法だといえます。
単語を覚える(最低10時間)
単純に文字をみてわかるようにするのではなく、音を聞いてイメージできるようにします。
単調になりがちな作業ではありますが、まず単語を知らなければその先はありません。
とはいえやみくもに覚えるのではなく、優先順位をつけて覚えましょう。
単語帳ではCDもついている本が多いので、「目」でみて「耳」で聞いて「口」で発音することで圧倒的に早く覚えることができます。
ノートに書き起こす行為は避けてください、何回も繰り返し目と耳と口で単語に触れることが重要です。最低でも10回単語に触れると定着していきます。
トイグルさんのサイトに必須単語が載ってますね。これはとても参考になります。

そしてより効率的に覚えるには、音で聞いた瞬間に理解できない単語を繰り返し勉強しましょう。徐々にわからない単語がなくなっていきます。覚えている単語を繰り返し聞いても時間の無駄となってしまいます。
TOEIC公式問題集を繰り返し解く(最低10時間)
問題集を使って、完全に認識できるまで繰り返し解きましょう。完全に認識するとは、日本語で話しかけられた状態と同じ感覚で言葉を認識できることです。
可能であれば、複数冊で勉強するとより効果が高まりますが、準備するのが難しい場合は1冊で10回繰り返して勉強してもOKです。
友達や家族、同僚と本をシェアして購入しても良いですね。
アプリを使う(最低5時間)
結局は所要時間に関わらず、解いた問題の数に比例してリスニング力はあがります。スマホのアプリは無料のものから有料のものまで多数ありますので、隙間時間で手を付けてみましょう。
実際どの勉強法よりも効率的に勉強できます。問題をたくさん解けば単語も自然と覚えますので、スマホがある方はマストですね。
累計5時間程度の勉強でも効果があると思いますよ!ただし、一気にやるのではなく、毎日10~30分程度にしましょう。毎日やる方が同じ時間でも脳に定着します。
即効性のあるアプリはスタディサプリTOEICです。最近はTVCMでも良く流れていますね。
このアプリのお陰でたった半年間で645点から810点まで伸ばすことができました。
当日使える解答テクニック

やれることはやって当日を迎えると思います。それでも不安が残るときのテクニックをお伝えします。
テクニック1.写真をみて、ナレーターが何を言うのか想像する。
基本的には目につく人物やモノについて話すことが多いです。
なので、自分だったらその写真から何について話すかをイメージしておきます。そうすることで、「歩いている」「積まれている」「モノが置かれている」「誰もいない」といった特徴を予想しそれに合う英文を選択するテクニックです。
テクニック2.動詞だけ聞く
二つ目のテクニックは動詞に集中してきくことです。おおよそ3つ目の単語がそれにあたります。
「wear」なのか「trim」なのか「shop」なのか様々な動詞がでてきますが、何をしているのか?どうなっているのか?がわかれば正解率があがります。
可能であれば、主語「He」「She」「They」「Car」
テクニック3.明らかに有り得ないのは選択から除外する
キッチンの写真なのに、Some people are shopping in a car shop.のようにあり得ないアナウンスが混じっていることがあります。消去法で消しましょう。
テクニック4.わからなければ、すぐ次に進む
わからないものはいくら考えてもわかりません。ですので、えいやでどれかにマークをつけて、次の問題に集中した方が高得点に繋がります。諦めも肝心です。
テクニック5.合ってそうな解答を指で押さえておく
リスニングの音を最後まで聞いていると、何番目のアナウンスが正解だったか忘れてしまうことがあります。それを回避するために、正解の可能性があるものをマークシートの上に指か鉛筆で指し示しておくとよいです。
僕の場合ナレーターに集中していると、結構前の文章を忘れてしまうので、他のPartを含めかなり役立つテクニックとなっています。
まとめ
今回はTOEIC Part1の勉強法・解答テクニックを紹介しました。
Part1はそんなに時間を費やす必要はありませんが、必ず正解しておきたいところです。
短期間で仕上げていきましょう。
この記事で分かったこと
- TOEIC Part1は、なにをするかを理解できた
- 当日までの効果的な勉強法が分かった
- 当日使えるテクニックが分かった
ふつサラン
コメント
[…] 前回(TOEIC Part1テスト対策)に続き、Part2の解答テクニック・勉強法について紹介します。 […]