【過去問10年完全マスター:事例Ⅰ要因分析-令和1年第3問-】中小企業診断士二次試験※2020年9月更新

中小企業診断士
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平成22年(2010)から令和1年(2019)まで10年間の過去問を完全分析します。

過去問全てをマスターして余裕で合格しましょう!

今回は「分析系問題」から「要因分析」についての第1回目(全7回)の記事になります。

要因分析は過去問10年間で51問中7問も出題されおり、一番遭遇確率が高い分類です。

まずは直近の

(R1:第3問)HPを立ち上げた結果市場開拓に成功した要因100文字に

について詳しく解説していきます。

二次試験事例Ⅰ過去問全体像の確認(10年間の過去問)

事例Ⅰ(組織・人事含む)では10年間の過去問をみると51問が出題されています。

一回の二次試験では80分間で全5問を解くことが通常です。

10年分の過去問より問題を分類すると大きく3つのカテゴリーに分かれます。

  • 分析系問題
  • 推論系問題
  • 助言系問題

割合としては分析系問題が多く、次に推論系問題、助言系問題と続きます。 詳しくは次の画像をご確認ください。

※拡大してご覧ください。

分析系問題:要因分析 令和1年事例Ⅰ第3問

【第3問:配点 20 点】

A 社は、新規事業のアイデアを収集する目的で HP を立ち上げ、試験乾燥のサービ スを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果など HP に期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100 字以内で答えよ。

令和1年(2019年)の二次試験事例Ⅰ第3問では、新規市場開拓に成功した背景要因に関する問題が出題されました。

この問題は分析系問題(要因分析)に分類されます。

中小企業診断協会からは次のような出題趣旨が発表されています。

第3問(配点 20 点)市場動向とホームページなどを活用した情報戦略の関連性について、理解力を問う問題 である。

令和1年(2019年)の二次試験事例Ⅰ過去問はこちら↓

分析系問題(要因分析)の特長と解答法

分析系問題(要因分析)の特長と解答法は以下の通りです。

・成功もしくは失敗した要因について問われている

・要因とは物事が生じた、主要な原因のことです(大辞林より)

・要因分析では基本的に複数の要因の特定を問われています

・問題に係る情報を与件文から拾い整理する

・整理された与件文情報(事実)から核となるキーワードを抽出する

・カギとなる情報(キーワード)を用い解答を導き出す

根拠となる事実の組合せから文書を作成し、解答することが合格率を上げるコツとなります。

分析系問題の要因分析は与件文にある適切な事実を抽出、整理し、述べることが最重要です。

あくまで中小企業診断士の二次試験の世界観では、ある情報の中から最善の答えを述べることが必要です。

主観は排除し試験に挑みましょう。

令和1年二次試験事例Ⅰ第3問の問題文・与件文からの関連情報抽出

令和1年(2019年)の二次試験事例Ⅰ第3問の問題文・与件文からは以下の関連情報が抽出できます。

・新規事業のアイデアを収集する目的で HP を立ち上げた

・自社製品やサービスの宣伝効果などHP に期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる

・A 社が独自で切り開くことのできた市場は、従来からターゲットとしてきたいわば既存市場だけであり、キノコや果物などの農作物の乾燥以外に、何を何のために乾燥させるのか、ターゲット市場を絞ることはできなかった(第7段落)

・潜在市場の見えない顧客に用途を問うことであった(第8段落)

・自社の乾燥技術や製品を市場に知らせるために自社ホームページ(HP)を立ち上げた(第8段落)

・背水の陣で立ち上げた HP への反応は、1990 年代後半のインターネット黎明期では考えられなかったほど多く(第8段落)

・生産農家だけでなく、それを取りまとめる団体のほか、乾物を販売している食品会社や、漢方薬メーカー、乾物が特産物である地域など、それまで A 社ではアプローチすることのできなかったさまざまな市場との結びつきもできた(第8段落)

解答アプローチ

関連する情報から核となるキーワードを抽出します。今回は以下の情報がカギとなってきます。令和1年第3問では、A社がターゲット市場を拡大させるためにHPを立ち上げた結果、時代の背景も後押し要因となったと推察できます。

「背景要因」

・黎明期とはいえインターネットの普及速度が速かった

・潜在ニーズを持った顧客層がインターネットを通じてアクセスしやすくなった

・A社がこれまで開拓できなかった、市場ともネットを介して繋がりやすい状況になっていた

これらの情報をまとめると論点を2つに整理することができます。

  1. インターネットの普及により、潜在ニーズを抱えた顧客層がHPを通じてアクセスできるようになった
  2. 従来開拓できなかった多くの市場とも、容易に繋がれる環境へ変化しつつあった

令和1年(2019年)の二次試験事例Ⅰ3問の解答としては上記2の情報(事実)を統合し、最終的にはこのような解答になります。

「解答例」

背景にある要因は①インターネットの普及により、潜在ニーズを抱えた顧客層がHPを通じてアクセスできるようになり②A社が従来開拓できなかった多くの市場とも、容易に繋がれる環境へ変化しつつあったことである。

99文字でした。

因子に番号をつけることで整理しやすくなり、採点者も読みやすさが上がります。

今回は成功した背景にある要因についての問題でした。

A社を取り巻くネット環境の変化・効果に着目するとよかったといえます。

毎回問題は異なりますが、本質的に問われていること、答えるべき内容は同じです。

過去問を徹底してやることで、身体に解答パターンを染み込ませましょう。

今回は以上になります。

ふつサランの紹介

外資系企業に転職後、精神論だけではこの先を生き抜いていけないと悟り、2011年から中小企業診断士の資格取得を目指し勉強を開始。二次試験は3回目の挑戦にして、ようやくコツを掴み合格。現在はサラリーマン兼業コンサルタントとして、企業経営のアドバイスを行っている。

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