【過去問マスター! 組織課題分析 平成29年事例Ⅰ第5問】中小企業診断士二次試験※2020年10月更新

中小企業診断士
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二次試験は100点の模範解答が公開されていません。

そのため合格者の解答例を参考にしつつ、安定して同等レベルの答えを導き出す型を作る必要があります。

一番の近道は、過去問を徹底してやることになります。

このブログでは平成22年(2010)から令和1年(2019)まで10年間の過去問の全貌を公開しています。

今回は「分析系問題」から「組織課題分析」についての記事になります。

組織課題分析は過去問10年間で51問中1問の出題でした。

それでは

(H29:第5問)A社存続上、懸念すべき組織的課題を診断士として分析150文字

について解説していきます。

【分析系の全体像はこちらの記事にまとめています】

二次試験事例Ⅰ過去問を理解する(過去問2010-2019)

事例Ⅰ(組織・人事含む)では10年間の過去問をみると51問が出題されています。

一回の二次試験では80分間で全5問を解くことが通常です。

10年分の過去問より問題を分類すると大きく3つのカテゴリーに分かれます。

  • 分析系問題
  • 推論系問題
  • 助言系問題

割合としては分析系問題が多く、次に推論系問題、助言系問題と続きます。 詳しくは次の画像をご確認ください。

※拡大してご覧ください。

分析系問題:組織課題分析 平成29年事例Ⅰ 第5問

【第5問 配点 20 点】

「第三の創業期」ともいうべき段階を目前にして、A 社の存続にとって懸念すべき組織的課題を、中小企業診断士として、どのように分析するか。150 字以内で答えよ

これから迎える第三創業期に起きうる組織的課題を診断士として分析する問題です。

中小企業診断協会からは次のような出題趣旨が発表されています。

(第5問)非同族支配の中小企業である A 社が、「第三の創業期」といわれる新しい時代に向けて、どのような経営課題に直面しているのかを分析する能力を問う問題である。

将来に向けた前向きな分析となりそうです。

平成29年(2017年)の二次試験事例Ⅰ過去問はこちら↓

分析系問題(組織課題分析)の特長と解答法

分析系問題(組織課題分析)の特長と解答法は以下の通りです。

・ある問題に対して、組織的な観点から課題を抽出する

・事業戦略(目指す方法性)を理解した上で、実現させるための課題を設定する

・整理された与件文情報(事実)から核となるキーワードを抽出する

・カギとなる情報(キーワード)を用い解答を導き出す

根拠となる事実の組合せから文書を作成し、解答することが合格率を上げるコツとなります。

分析系問題の特徴分析は与件文にある適切な事実を抽出、整理し、述べることが最重要です。

あくまで中小企業診断士の二次試験の世界観では、ある情報の中から最善の答えを述べることが必要です。

主観は排除し試験に挑みましょう。

平成29年の二次試験事例Ⅰ第5問の問題文・与件文からの関連情報抽出

平成29年(2017年)の二次試験事例Ⅰ第5問の問題文・与件文からは以下の関連情報が抽出できます。

・第3創業期目前にある(問題文)

・非正規社員約 70 名をあわせた約 90 名(第1段落)

・同社のビジョンは、売上高 30 億円の中堅菓子メーカーになること(第1段落)

・製造部門、営業部門、総務部門の3部門からなる機能別組織である(第2段落)

・商品アイテムを主力商品だけに限定(第6段落)

・創業からおよそ 17 年の時を過ぎたとはいえ A 社の主力商品は、前身であるX社が築きあげてきた主力商品に依存している(第7段落)

・目標として掲げてきた全国市場への進出も叶っていない(第7段落)

・全国で勝負できる新商品開発が必要(第7段落)

・実現するための人材確保・育成も不可欠(第7段落)

・17 年の時を経て、共に苦労を乗り越えてきた戦友の多くが定年退職した(第8段落)

解答アプローチ

関連する情報から核となるキーワードを抽出します。

30億円の売上を実現するために、いくつかの課題がみえています。診断士としては課題を整理し社長に進言することが求められます。

「課題の抽出」

・全国市場に進出するためのリソースが整っていないこと

  1. 新商品の開発
  2. 人材の確保
  3. 人材育成
  4. 開発部門の設置

以上の情報(事実)をまとめ解答を導き出します。

「解答例」

30億円のビジョンを達成するには、全国展開が不可欠である。しかしながら長らく、前身X社の主力製品に依存してきたことから、その実現には現状リソースが不足している。克服するためには①全国市場に通用する新商品開発を行うこと②優秀人材の確保のための採用強化③人材の育成④専門部署の設置といった組織的課題がある。

150文字でした。

診断士として何を言うべきか?埋もれている課題も含め整理するとよいでしょう。

過去問を徹底してやることで、勝ちパターンを掴んでいきましょう!

ふつサランの紹介

外資系企業に転職後、精神論だけではこの先を生き抜いていけないと悟り、2011年から中小企業診断士の資格取得を目指し勉強を開始。二次試験は3回目の挑戦にして、ようやくコツを掴み合格。現在はサラリーマン兼業コンサルタントとして、企業経営のアドバイスを行っている。

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