【過去問10年全てマスター:-環境分析-平成24年事例Ⅰ第1問 】中小企業診断士二次試験※2020年9月更新

中小企業診断士
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平成22年(2010)から令和1年(2019)まで10年間の過去問を完全分析し、丸裸にします。全てをマスターして余裕で合格しましょう!

今回は「分析系問題」から「環境分析」について第2回目(全2回)の記事になります。

(H24:第1問)海外進出を促している外部環境の変化要因40文字×2

について詳しく解説していきます。

第1回目の分析系問題:環境分析はこちらをご覧ください。

【分析系の全体像はこちらの記事にまとめています】

中小企業診断士二次試験事例Ⅰ過去問全体像の確認

事例Ⅰ(組織・人事含む)では10年間の過去問をみると51問が出題されています。

一回の二次試験では80分間で全5問を解くことが通常です。

10年分の過去問より問題を分類すると大きく3つのカテゴリーに分かれます。

  • 分析系問題
  • 推論系問題
  • 助言系問題

割合としては分析系問題が多く、次に推論系問題、助言系問題と続きます。 詳しくは次の画像をご確認ください。

※拡大してご覧ください。

平成24年(2012年)分析系問題:環境分析(平成26年第1問)

【第1問:配点 20 点】

A 社のような中小企業が近年、海外での事業活動に積極的に取り組むようになっている。A 社のような企業の場合、どのような外部環境の変化が海外進出を促していると考えられるか。

その要因を2つあげ、それぞれ 40 字以内で簡潔に述べよ。

平成24年(2012年)の二次試験事例Ⅰ第1問では、経営環境の変化についての問題が出題されました。分析系問題(環境分析)に分類されます。

中小企業診断協会からは次のような出題趣旨が発表されています。

A 社の主力事業である金属の表面加工処理事業の経営環境の変化について、基本的理解 力・分析力を問う問題である。

平成24年(2012年)の二次試験事例Ⅰ過去問はこちら↓

分析系問題(環境分析)の特長と解答法

分析系問題(環境分析)の特長と解答法は以下の通りです。

・問題文でA社を取り巻く外部環境の変化(機会と脅威)について問われている

・外部環境の変化はA社および競合企業にとって、経営に影響を及ぼす因子となっている

・SWOTのO(機会)とT(脅威)を意識する

・環境変化に関連する情報を与件文から整理する

・整理された与件文情報(事実)から核となるキーワードを抽出する

・カギとなる情報(キーワード)を整理し解答を導き出す

つまり、根拠となる事実の組合せから文書を作成し、解答することが合格率を上げるコツとなります。

主観はできるだけ排除するようにしましょう。

分析系問題の環境分析はあくまで与件文にある適切な事実を抽出し述べることが最重要です。

平成24年の二次試験事例Ⅰ第1問の問題文・与件文からの関連情報抽出

平成24年(2012年)の二次試験事例Ⅰ第1問の問題文・与件文からは以下の関連情報が抽出できます。

・問題で近年を指しているので、過去5年くらいから未来をイメージする

・近年、わが国でも、業種・業態の違いや規模の大小を問わず、多くの企業が地球規模に事業を展開しようとしている。A 社も、小規模ながら海外で事業を展開する企業のひとつである。(第1段落)

・2000 年代初頭には、取引先の自動車部品メーカーX 社の強い誘いを受けて、経済成長著しい東南アジアの S 国の経済特区に工場を建設し、海外進出を果たした。さらに、X 社がすでに生産を開始している T 国でも、工場稼働に向けて準備を進めている。(第2段階)

・自動車メーカーのグローバル化に対応して海外生産体制の強化を迫られた Y 社をはじめとする自動車部品メーカーから、幾度となく経済的支援を前提とした海外進出を打診されてきた。(第7段階)

解答アプローチ

関連する情報から核となるキーワードを抽出します。今回は以下の情報がカギとなってきます。

平成24年第1問では機会に中心に外部環境の変化がありそうです。

「機会要因」

・業種、業界、規模に関わらず、多くの企業がグローバル展開をしている

・自動車メーカー、自動車部品メーカーが海外生産を強化

・それに伴い経済的支援を前提とした海外進出を打診されてきた

・東南アジアの経済成長は著しく、経済特区がある

これらの情報をまとめると2つに論点を整理することができます。

  1. 自動車メーカーや自動車部品メーカーが次々と海外進出している。それに伴い下請け企業も経済的支援を前提に海外生産を打診されている
  2. 著しい東南アジアの経済成長により、経済特区が開発され、税制メリット等ふくめ進出しやすくなった

平成24年(2012年)の二次試験事例Ⅰ第1問の解答としては上記2の情報(事実)を基にして最終的にはこのようになります。

「解答例」

【1】自動車及び部品メーカーが海外進出し、経済的支援前提で同時進出の打診を受けたこと

【2】著しい経済成長の東南アジアの経済特区を活用し、次の成長機会を得ることができるため

一つ当たり40文字の字数制限がありましたので、論点を一つにまとめると丁度よい主張ができます。

時間が少ない中でも、分析系問題の環境分析では、論点を整理し根拠となる事実を抽出することで確実に答えを導き出すことが可能です。

今回は以上になります。

ふつサラン

ふつサランの紹介

外資系企業に転職後、精神論だけではこの先を生き抜いていけないと悟り、2011年から中小企業診断士の資格取得を目指し勉強を開始。二次試験は3回目の挑戦にして、ようやくコツを掴み合格。現在はサラリーマン兼業コンサルタントとして、企業経営のアドバイスを行っている。

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