中小企業診断士はどんな資格なの?【他の資格との違いを知る】

中小企業診断士
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一次試験を4回受験、二次試験を三回受験し6年間かけて2017年にようやく合格。その後ゆったりと3年かけて実務補修を受け、無事今年登録したふつサランです。

現在はサラリーマン兼業コンサルタントとして中小企業の支援を行っています。

中小企業診断士の資格について詳しく知りたい。そんな声にお答えします。

今回のメッセージ

・中小企業診断士は経営コンサルタント唯一の国家資

・合格率は一次、二次を通して約4%、100人中4人と低い

・学習時間は2000時間を目安となる

・難易度が高い分希少性の高い人材になれる

中小企業診断士とは

中小企業診断士とは中小企業支援法に基づく国家資格です。経済産業省の管轄となっており、国が認める経営コンサルタントの資格となります。

ただし、経営コンサルタント自体は資格の有無に関係なく業務を行えるので、名称独占資格としての位置づけとなります。

それでも国のお墨付きをもらえるので、あるのとないのとでは初対面での信頼度が明らかに違いますよね。実際ふつサランも、この資格があるおかげで信用してもらえて仕事を受注することができています。

試験について

試験は7科目からなる一次試験と事例に関する筆記試験の二次試験、最終面接試験の三段階となっています。

一次試験では7科目のマークシート式の試験で、①経済学・経済政策②財務・会計③企業経営理論④運営管理⑤経営法務⑥経営情報システム⑦中小企業経営・中小企業政策を解くことになります。非常に幅広い知識が必要となり、すべてを押さえることは難しいですが、試験では7科目平均60点以上(100点満点)をとることができれば合格となります。

40点未満の科目があると不合格となりますが、60点以上を取得している科目は3年間持ち越しが可能です。そのため初年度は4科目に集中し、翌年残りの3科目の合格を目指すことをする方もいます。

ただ私の意見としては全ての科目の総合点で420点以上を目指すことをお勧めします。得手不得手があるので、科目別の合格は難しいです。

実際私は経営情報システムが苦手で、ぎりぎり40点でしのぎました汗

二次試験では4つの事例①組織②マーケティング・流通③生産・技術④財務・会計の事例に対して適切な提言を記述式で答えることになります。

こちらは一次試験と異なり模範解答がありません。そのため受験者泣かせな試験となります。答えのない答えを毎年異なる与件に対して探していくことになるので、かなり脳ミソに汗をかくことになります。私の場合は初回はサッパリな出来で、2回目で少しコツを掴み、3回目でようやく試験と友達になることができました。

とても難しいのは確かですが、事実を読み取りその企業にとって最大限にできることを探していく作業はなかなか面白いものです。

実際のコンサルティングではより複雑な情報の中から提言を行うことになるので、良い練習になりますよ。

そして最後に待ち受けているのが面接試験です。

これは各地区の先輩診断士が面接官となり、二次試験で出題された事例を基に質疑応答が行われます。正直これに関しては当日会場に行き、会話が成立すれば問題ないです。

よっぽど緊張して何も答えられないことがない限りは落ちたと聞いたことがありません。

ここまでくると晴れて合格となります。

ただし、これではまだ終わりません。中小企業診断士として登録するにはその後15日間の実務経験が必要となります。大抵の人は実務の経験を積む機会がありませんので、診断士協会が行っている実務補修を受けることになります。

約1カ月半で15日間分、計3社を一気にやるコースと5日間1社を行うコースがあります。実務補修を受ける機会は例年は2月、7月、9月の3回ありますので、忙しい方は分割して受けることが可能です。

資格合格後3年以内に実務補修および実務を積めばよいので、比較的余裕をもって取り組むことができます。私も地方に住んでいたこともあり、3年間を使って仕事に支障がでないようにしました。

3社ともカラーの異なる企業、業種でしたので新たな発見もあり大変勉強になりました。またそこで知り合った他業種の方々とは今でも繋がっています。

詳しい内容は別の記事にて書こうと思いますが、結構タフな内容でした。私はなかったですが、ある班では最終日前日に指導員にちゃぶ台をひっくり返され徹夜で仕上げたといった話も聞いたことがあります。。それはそれで良い思い出といったところでしょうか笑

難易度・勉強時間

難易度はズバリ高いです。一次試験合格率、二次試験合格率は共に約20%なので、100人中4人が合格するイメージになるかと思います。他の国家資格と比較してみますと、社労士6%、税理士15%、etc..どうでしょう、難易度はAランクで難しい部類に入るといえます。

中には東大卒の方で独学にて4年かかった方もいるそうなので、受からないからといって落ち込む必要はありません。

偏差値50以下の大学卒の私でも合格できましたので、ご安心ください。学習継続しさえすれば必ず合格できます。

合格に必要な学習時間は2000時間といわれています。1日3時間勉強しても2年弱かかる計算になります。中には500時間程度で受かったというツワモノもいるようですが、最低でも1000時間は必要だと考えておく必要があります。

一度取り組むと長いお付き合いとなりますが、もし途中で離脱することになっても全く問題ないと思います。学習することで必ず今の仕事に役立つ瞬間がきますので、資格を取ることを目的にするのではなく、学習したことを仕事に生かしてキャリアアップにつなげることを目的にすることをお勧めします。

どんなメリットがあるの?と思った方はこちらをご覧ください。中小企業診断士を取る意味がないってホント??【メリット・デメリットを解説】

MBAとの違い

MBA(経営学修士)は経営学の大学院修士課程を修了すると授与されます。科目自体は診断士と被るところも多いですが、大きな違いは学生同士(主に社会人)がケースを元にディスカッションを行ったり、論文を作成したりと座学と実践的なワークを組合せた内容となります。

MBAに通っていた友人や同僚から話を聞くと、2年間ほぼ休みはなく、平日夜間と土日を勉強に費やしていたといっています。学費は高額となりますが、そこで知り合った仲間と起業をしたり、太いコネクションができたりと多くのメリットがあるようです。

日本版MBAとも言われる中小企業診断士ですが、現在登録している人数は27000人です。毎年の受験が15000人程と考えると狭き門となりますね。逆に言えばそれだけ希少性が担保されています。

まとめ

・中小企業診断士は経営コンサルタント唯一の国家資格

・合格率は一次、二次を通して約4%

・学習時間は2000時間を目安となる

・難易度が高い分希少性の高い人材になれる

興味ある方は是非一度チャレンジしてみてください。必ず損はしないと思います。

資格取得もキャリアアップが一つの目的だと思います。他にもどんなスキルがサラリーマンに必要なの?と思った方はこちらをご覧ください。

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コメント

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